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はじめに
Laravel チームは初心者向けに Herd や php.new を用意していますが、シニアエンジニアはパッケージマネージャーで各ツールを個別に管理することを好みます。自分でバージョンを制御でき、複数プロジェクトで異なる PHP バージョンを切り替えるのも簡単です。
このガイドでは Homebrew を使って PHP・Composer・Node.js(nvm 経由)をインストールし、laravel new が動く状態にするまでを解説します。
対象環境: macOS 13 Ventura 以降。Apple Silicon(M1/M2/M3)・Intel どちらにも対応しています。
Homebrew のインストール
Homebrew は macOS 向けのパッケージマネージャーです。まだインストールしていない場合は、ターミナルで以下を実行します。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストール後、Apple Silicon の場合はシェル設定ファイル(~/.zprofile など)に以下の行が自動追加されます。手動で追加した場合は、設定を再読み込みしてください。
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
インストールを確認します。
PHP のインストール
最新の PHP をインストールする
Homebrew の php フォーミュラは常に最新の安定バージョンを指しています。Laravel 13 は PHP 8.3 以上が必要です。 (任意)特定バージョンを使う
複数の PHP バージョンを管理したい場合は、バージョン付きフォーミュラをインストールします。バージョンを切り替えるには brew link を使います。現在リンクされているバージョンを確認します。
Composer のインストール
グローバルインストールのパスを設定する
composer global require でインストールしたパッケージ(Laravel インストーラーなど)を使えるように、~/.composer/vendor/bin を PATH に追加します。~/.zshrc(または ~/.bashrc)に以下を追記します。export PATH="$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH"
設定を反映します。
nvm のインストール
Node.js は nvm(Node Version Manager)を使ってユーザー単位でインストールします。root 権限なしで管理できるため、グローバルな npm パッケージを使う AI ツールや CLI との相性が良いです。
nvm をインストールする
最新のインストールスクリプトは nvm の GitHub リポジトリ で確認できます。curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.3/install.sh | bash
シェル設定ファイルに追記する
インストールスクリプトは自動的に ~/.zshrc(または ~/.bashrc)に以下を追記します。追記されていない場合は手動で追加してください。export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion"
設定を反映します。
Node.js のインストール
デフォルトに設定する
新しいターミナルセッションでも自動的に使われるよう、デフォルトバージョンを設定します。 バージョンを確認する
node --version
npm --version
Laravel のインストール確認
Laravel インストーラーを導入する
composer global require laravel/installer
新しいプロジェクトを作成する
対話的なセットアップが始まります。スターターキットや認証の有無などを選択できます。 開発サーバーを起動する
cd my-app
php artisan serve
ブラウザで http://localhost:8000 にアクセスし、Laravel のウェルカムページが表示されれば完了です。
Herd との使い分け
| Homebrew 手動構築 | Herd |
|---|
| 対象者 | バージョン管理や設定を細かく制御したい開発者 | 手早く始めたい初心者・個人開発者 |
| PHP バージョン切り替え | brew link で手動 | GUI で簡単に切り替え |
| ローカルドメイン | /etc/hosts を手動編集 | 自動で .test ドメインを設定 |
| サービス管理 | brew services | GUI から起動・停止 |
| カスタマイズ性 | 高い | 限定的 |
チーム開発や CI 環境と設定を合わせたい場合や、複数バージョンの PHP を頻繁に切り替える場合は Homebrew による手動構築が適しています。