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2026年3月はLaravelエコシステムにとって歴史的な月でした。Laravel 13が正式リリースされ、ファーストパーティAI SDK、JSON:APIリソース、Inertia v3など、多数の大型機能が一斉に公開されました。 参照元:Laravel March Product Updates

Laravel Framework

Laravel AI SDK

Laravel 13はファーストパーティのAI SDKを導入し、テキスト生成・ツール呼び出しエージェント・エンベディング・音声・画像・ベクターストア統合のための統一APIを提供します。プロバイダー非依存のAI機能を一貫したLaravelネイティブな開発体験で構築できます。
use Laravel\Ai\Facades\Ai;

$response = Ai::text('gpt-4o')->generate('What is Laravel?');

JSON:API リソース

LaravelにJSON:APIリソースがファーストパーティで導入されました。JSON:API仕様に準拠したレスポンスを簡単に返せるようになり、リソースオブジェクトのシリアライズ、リレーションのインクルード、スパースフィールドセット、リンク、JSON:API準拠のレスポンスヘッダーを自動的に処理します。
use Laravel\JsonApi\Resources\JsonApiResource;

class UserResource extends JsonApiResource
{
    public function toAttributes(Request $request): array
    {
        return [
            'name' => $this->name,
            'email' => $this->email,
        ];
    }
}

リクエスト偽造防止の強化

セキュリティ強化として、CSRFプロテクションミドルウェアがPreventRequestForgeryとして正式化されました。トークンベースのCSRF保護との互換性を維持しながら、オリジン対応のリクエスト検証が追加されています。

キュールーティング

Queue::route()でクラス単位のキュールーティングが可能になりました。特定のジョブに対するデフォルトのキュー・コネクションのルーティングルールを一元管理できます。
Queue::route(ProcessPodcast::class, connection: 'redis', queue: 'podcasts');

PHPアトリビュートの拡充

Laravel 13はフレームワーク全体でファーストパーティPHPアトリビュートのサポートを拡充しました。コントローラーや認証に関するアトリビュート(#[Middleware]#[Authorize]など)が追加され、設定や振る舞いをより宣言的に記述できるようになりました。
use Illuminate\Routing\Attributes\Middleware;

class UserController extends Controller
{
    #[Middleware('auth')]
    public function index(): Response
    {
        // ...
    }
}

Cache::touch()

既存のキャッシュアイテムのTTLを、値を取得・再保存せずに延長できるCache::touch()が追加されました。
Cache::touch('user-session', now()->addHour());

セマンティック検索・ベクター検索

ネイティブなベクタークエリサポート、エンベディングワークフロー、関連APIが追加されました。PostgreSQL + pgvectorを使ったAI搭載検索を手軽に構築できます。

Inertia v3

Vite プラグイン

新しい@inertiajs/viteプラグインにより、エントリポイントに書いていたボイラープレートが不要になりました。./Pagesディレクトリからページが自動解決され、コードスプリッティングとレイジーローディングも自動で処理されます。SSRの設定もゼロコンフィグです。
npm install @inertiajs/vite --save-dev

開発中のSSR

npm run devで自動的にSSRが動作するようになりました。開発中に別のNode.jsプロセスが不要で、ページがデフォルトでサーバーサイドレンダリングされます。

Axiosの削除

AxiosとqsがInertiaの依存関係から完全に削除されました。軽量な組み込みXHRクライアントがすべてのHTTP通信を処理し、バンドルサイズと依存関係のフットプリントが削減されます。
Axiosインターセプターなどに依存している場合は、Axiosアダプターが移行中も動作を維持します。

オプティミスティック更新

サーバーの応答を待たずに即時UIを更新する.optimistic()メソッドが追加されました。
router.post('/posts', data, {
    optimistic: (currentProps) => ({
        posts: [...currentProps.posts, { ...data, id: 'temp' }],
    }),
});

インスタントビジット

バックグラウンドでサーバーリクエストが進む間、即座にターゲットページコンポーネントに遷移できるようになりました。

その他パッケージ

Prompts 新機能

  • datatable() : 表形式データのブラウズ・検索・選択に対応した新プロンプト
  • title() : ターミナルウィンドウタイトルの設定
  • stream() : AIレスポンスのリアルタイムストリーミング表示
  • task() : スピナー付きタスク実行表示
  • autocomplete() : 入力補完プロンプト
  • notify() : macOS/Linuxネイティブデスクトップ通知

Passport

  • #[TokenCan] アトリビュート : コントローラーメソッドに必要なトークンスコープを直接宣言
class PhotoController
{
    #[TokenCan('read')]
    public function index() { /* ... */ }

    #[TokenCan('write')]
    public function store() { /* ... */ }
}

Reverb

  • レート制限 : Laravelの組み込みレートリミッターを使ったアプリ単位のレート制限をサポート

Scout

  • where()のオペレーター対応 : クエリビルダーでwhere('created_at', '>', $date)の記法が使えるように

Laravel Cloud・Laravel Forge

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最終更新日 2026年7月5日