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# 2026年9月 Laravel アップデート

> 2026年9月のLaravel 13と公式プロダクトの更新。実行時のAIプロバイダー構築、Scoutの検索拡張、Mercure、ディスク間転送、キュー管理、Cloudの隔離プレビュー環境をまとめます。

2026年9月は、テナントごとのAI設定や検索エンジンの選択肢が広がり、ストレージ・キュー・データベースの運用を支える機能も追加されました。Laravel Cloudでは、Pull Requestごとにリソースを分離するプレビュー環境や、追加パッケージなしで使えるリクエストメトリクスが紹介されています。

本ページは、10月2日公開の公式ブログ「Laravel September product updates」と、9月公開のLaravel 13の公式リリースノートをもとに、主な変更をまとめた記録です。Frameworkの項目にはAI SDK・Scout・Echoなど公式パッケージの変更も含みます。これらのパッケージの更新を、Framework本体のバージョン番号だけで判断しないようにしてください。

参照元：

* [Laravel September product updates](https://laravel.com/blog/laravel-september-product-updates)
* [Laravel Framework changelog](https://laravel.com/framework/docs/changelog)
* [Laravel Framework v13.30.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.30.0)
* [Laravel Framework v13.30.1](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.30.1)
* [Laravel Framework v13.31.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.31.0)
* [Laravel Framework v13.32.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.32.0)
* [Laravel Framework v13.33.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.33.0)
* [Laravel Framework v13.34.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.34.0)

## Laravel Framework・公式パッケージ

### テナントごとのAIプロバイダーを実行時に構築

AI SDKの`Ai::build()`で、設定配列からプロバイダーを構築できるようになりました。アプリケーションに登録済みのプロバイダー設定を変更せず、実行時に取得した認証情報を使えます。

たとえば、テナントがそれぞれ契約したAnthropicのAPIキーを使う場合に、テナントごとの設定からプロバイダーを作り、エージェントの`prompt()`へ渡せます。構築したプロバイダーはフェイルオーバーの候補にも指定できます。

複数テナントの認証情報を扱う際に、グローバルな設定の書き換えではなく、呼び出しに使うプロバイダーを明示できる点が重要です。AI SDKの基本は[AI SDKガイド](/jp/ai-sdk)を参照してください。

一次情報：[Build AI providers from runtime configuration](https://laravel.com/framework/docs/changelog#september-2026-build-ai-providers-from-runtime-configuration)

### ScoutのTypesense・Meilisearch検索拡張

ScoutのTypesenseエンジンで、`semantic()`によるセマンティック検索と`hybrid()`によるハイブリッド検索が使えるようになりました。ベクターはLaravel AIで生成するだけでなく、Typesenseの自動Embedding機能や、独自に用意したベクターも利用できます。

Meilisearchエンジンでは、Meilisearch自身のEmbedderを使えるようになりました。アプリ側でEmbeddingを生成する方式と、検索エンジン側に任せる方式を、構成に応じて選べます。

8月の検索拡張に続き、9月はTypesenseとMeilisearch側でのEmbedding生成の選択肢が増えた月です。[Scout](/jp/scout)と[検索ガイド](/jp/search)で、エンジンごとの構成を確認してください。

一次情報：[Typesenseのセマンティック・ハイブリッド検索](https://laravel.com/framework/docs/changelog#september-2026-semantic-and-hybrid-search-for-typesense)、[MeilisearchのネイティブEmbedder](https://laravel.com/framework/docs/changelog#september-2026-use-meilisearchs-native-embedders-with-scout)

### Mercureによるリアルタイム通信

Laravel EchoにMercureコネクターが追加されました。ブラウザー標準の`EventSource` APIを使うため、追加のクライアントライブラリは不要です。Private・Presence・暗号化チャンネルに加え、Whisperにも対応します。

Framework v13.32.0にはMercureブロードキャストドライバーと、`install:broadcasting`によるMercureの導入サポートが含まれます。v13.33.0ではMercure Hubの相対URLも扱えるようになりました。

Echo側のコネクターとLaravel側のドライバーを組み合わせて使う機能です。構成や認証は[Mercureブロードキャスティング](/jp/advanced/mercure-broadcasting)を参照してください。

一次情報：[Mercure broadcasting in Laravel Echo](https://laravel.com/framework/docs/changelog#september-2026-mercure-broadcasting-in-laravel-echo)、[v13.32.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.32.0)、[v13.33.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.33.0)

### ディスク間でファイルをコピー・移動

v13.32.0で、ファイルシステムに`copyToDisk()`と`moveToDisk()`が追加されました。ローカルディスクからS3へ移すような、異なるディスク間の転送をストリームで行えます。転送先にはディスク名だけでなく、ファイルシステムのインスタンスも渡せます。

`moveToDisk()`が転送元を削除するのは、コピーに成功した後です。ディスク間移行のために、アプリケーション側で読み込み・書き込み・削除を別々に組み立てる必要が減ります。

一次情報：[Copy or move files between disks](https://laravel.com/framework/docs/changelog#september-2026-copy-or-move-files-between-disks)、[v13.32.0](https://github.com/laravel/framework/releases/tag/v13.32.0)。関連ページ：[ファイルシステム](/jp/filesystem)

### キューの計測・停止・再試行を改善

9月のリリースでは、キューの状態把握やワーカーの制御が段階的に強化されました。

| リリース | 主な変更 |
| - | - |
| v13.30.0 | `queue:work`の停止理由の表示、Cloud Queueの`totalXSize`系メソッド、Queue Managerでの`createPayloadUsing`対応。 |
| v13.30.1 | `WorkerStopping`イベントへの接続・キュー情報の追加。 |
| v13.31.0 | Queueの`totalSize()`、`JobInterrupted`イベント、ワーカーを終了させた際の`WorkerStopping`への接続・キュー情報の追加。Redis Clusterでのキュー操作も修正。 |
| v13.32.0 | キューの一時停止・再開メソッドでEnumを利用可能に。Cloud Managerには`isManagedQueue`を追加。 |
| v13.33.0 | ジョブのタイムアウト時にワーカーを終了させない選択肢、Cloudジョブの再試行改善、再試行できないバッチを`queue:retry-batch`でスキップ。 |
| v13.34.0 | `JobProcessed`イベントへの処理時間の追加、タイムアウト前のジョブ通知、`queue:flush`の`--queue`オプション、ワーカーのクラッシュを`maxExceptions`へ数える選択肢。 |

v13.34.0では、再起動できないワーカーに対する`queue:restart`がエラーを表示するようになりました。運用コマンドが成功したように見えても意図した再起動が行われない、といった状況を把握しやすくする変更です。

各項目の出典は上記の[公式リリースノート](https://github.com/laravel/framework/releases)です。基本操作は[キューガイド](/jp/queues)、ジョブ側の制御は[ジョブ制御の応用ガイド](/jp/advanced/queue-job-control)を参照してください。

### データベース・Eloquent・キャッシュの追加機能

* **ベクターインデックスの削除**：v13.30.1で、Schema Blueprintに`dropVectorIndex()`が追加されました。
* **MySQLのINPLACE操作**：v13.33.0で、インデックス・外部キー操作に`inplace()`のDDLアルゴリズム修飾子が追加されました。関連ページ：[マイグレーション](/jp/migrations)。
* **書き込み後のモデル属性の再取得**：v13.33.0で、設定したモデル属性を書き込み後に再取得する機能が追加されました。
* **NULLを維持するキャスト**：v13.33.0で、`AsCollection`・`AsArrayObject`に実際の`NULL`を保存するオプトイン機能が追加されました。
* **タグ付きメモ化キャッシュ**：v13.33.0で、タグを付けたキャッシュのメモ化に対応しました。関連ページ：[キャッシュ](/jp/cache)。
* **スキーマ情報取得**：v13.34.0で、Schema Builderに`getColumn()`が追加されました。
* **データベーステスト**：v13.34.0で、`assertDatabaseCount`が配列を受け取れるようになりました。
* **コレクション**：v13.30.0で`chunkBy()`、v13.33.0でHigher Order Proxyの`sole`対応が追加されました。

### 既存動作の修正

機能追加だけでなく、既存アプリケーションに影響する修正も含まれます。

* v13.31.0では、`lazy()`・`lazyById()`が`limit()`・`offset()`を無視する問題と、並行プロセスへContextが伝播しない問題が修正されました。
* v13.32.0では、Redisのタグ付きキャッシュで`touch()`時にタグの有効期限が同期されない問題が修正されました。
* v13.34.0では、HTTPクライアントのMultipartリクエストを再試行すると、添付ストリームの内容が失われる問題が修正されました。
* v13.34.0では、Pivotの`wherePivotBetween()`が`sync()`・`detach()`・`updateExistingPivot()`で無視される問題が修正されました。
* v13.34.0では、トランザクション内の`DatabaseLock`がデッドロックを握りつぶす問題が修正されました。

この一覧は9月の全変更ではありません。細かな修正や依存関係の更新は、各リリースノートを確認してください。

## Laravel Cloud

公式月次ブログでは、次の変更が紹介されています。

| 機能 | 更新内容 |
| - | - |
| 隔離されたプレビュー環境 | Pull Requestごとに新しいリソースを用意し、本番リソースを参照しない構成へ改善。Flexサイズではレビューの合間に休止し、PRのマージ・クローズで削除されます。Deployments画面にはブランチ・最新コミット・プレビューへのリンクも表示されます。 |
| リクエストメトリクス | MonitoringのRequestsタブでリクエスト数・レスポンスコード・ページごとの処理時間を確認可能に。ドメインと期間で絞り込め、パッケージ追加やコード変更は不要です。 |
| Managed database users | データベースクラスターに追加ユーザーを作成し、必要なデータベースだけに読み取り専用・読み書き権限を付与できます。Laravel MySQL・RDS MySQL・RDS Postgresに対応します。 |
| MySQLストレージの自動拡張 | Laravel MySQLのストレージ使用率が90%に達すると、容量を50%増やします。オンラインのまま拡張し、最大サイズの指定やデータベース単位での無効化もできます。 |
| Log drains | Enterpriseプランで、アプリケーションログを自分たちのAmazon S3バケットへリアルタイム転送できます。長期保存や既存の監視基盤への連携に利用できます。 |

一次情報：[Laravel Cloud changelog](https://laravel.com/cloud/docs/changelog)。関連ページ：[Laravel Cloudの紹介](/jp/blog/laravel-cloud)

## Laravel Forge

* **リダイレクトルール管理**：CSVから一括インポートし、既存ルールへの追加または置き換えを選べるようになりました。CSVエクスポートと、ドラッグによるルール実行順の変更にも対応します。
* **Server muting**：通知設定でサーバーを選んでミュートできるようになりました。ステージング・テスト環境の通知を受信箱から除外する用途に使えます。

一次情報：[Laravel Forge changelog](https://laravel.com/forge/docs/changelog)

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